犬と猫の癌(がん)

ご愛犬ご愛猫の、がんの改善を目指す方法

2018年3月14日

著:薬剤師 岡田憲人 プロフィール

がんは時間経過と共に進行する、犬猫たちにとって非常に危険な病気です。

進行を食い止め、がんを改善させることはけして簡単ではありませんが、実際に良くなっている犬猫たちがいることも事実です。

私がサポートさせて頂いている飼い主様たちの中にも、奇跡を掴んでいる方々がいらっしゃいます。

それは一人や二人ではなく、そして何か改善のコツやパターンがあると感じています。

相乗効果を狙うように複数の取り組みを同時に実施することがコツであり、それを実際にうまく続けていらっしゃる方々を参考に、真似していくことが改善パターンです。

 

このページでは、たくさんのがんの相談に乗ってきた経験、薬剤師として培ってきた知識などから、理に適った試すべき良い取り組みをお伝えいたします。

私が毎日受けている電話相談では、状況や治療歴、検査値、食事の好み、その他いろいろなことをお聞きして、より踏み込んだアドアバイスをしていますが、ここでは大まかなことをお伝えさせていただきます。

概要とはいえ、がんの改善を目指すときに大切な考え方、方法論となり、いまもし混乱してしまっているのであれば「みちしるべ」となってくれると思います。

 

さっそくお伝えしてまいりますが、まず最初にどうしても知っておいてほしいことがあります。

それは、なぜがん治療が難しいのか?その理由です。

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がん治療が難しい理由

がんは様々な病気の中でも、極めて致死率の高い病気です。

その代表的な理由をいくつか述べます。

・時間の経過とともに進行し、刻々と状況が悪くなっていく。

・生命維持に必要な、重要な臓器の機能を低下させてしまう。

・体内の重要な管(腸管や胆管など)が閉塞してしまう。

・がんが放出する毒性物質が引き起こす「がん悪液質」によってエネルギー代謝が狂い、衰弱してしまう。

 

次にがんが治りにくい理由は次のようなものです。

・他の病気と違い、自然に治癒する可能性が低い。

・完治したと思っても、高い確率で再発してくる。

 

治療法にも次のような問題があり、確実性がどうしても低くなります。

・効き目の高い特効薬がない。

・手術で100%のがん細胞を取り除くことはできない。

・放射線で100%のがん細胞を叩くことはできない。

・治療により犬や猫たちに多大なダメージやストレスがかかってしまう。

・副作用や後遺症が、QOLの低下や、治癒力低下を引き起こす。

 

がんの治療法は年々高度化しており、飼い主様が望めば人レベルの検査を受けさせることも可能です。

しかし必ずしも治療成績が向上しているとは言うことができないのが現状です。

 

治療中であっても、それだけに頼るのではなく、もっとプラスしたほうが良いことがいくつもあります。

がんの改善を目指す方法は、もし治療を受けられない場合であっても取り組むべきです。

飼い主様があきらめない限り、私もどんな状況だったとしてもあきらることはしません。

 

がんの改善を目指す方法

私の助言が功を奏して、がんでありながらも状況を改善させている犬猫たちがいます。

もちろんすべての子たちを救えるなどとは申し上げられませんが、多くの場合で試してみる価値があると考えていることをお伝えしてまいります。

 

がんを抑えようとするとき、まず大事なことは、ご愛犬ご愛猫に備わっている免疫の力を引き出すことです。

免疫力がしっかりと整っているとき、がんの増殖を簡単に許しません。

この免疫の働きを最大化させることができれば、いま受けている治療の効果を必ず引き上げることができるでしょう。

さまざまな理由により治療を受けられない子たちも少なくありませんが、それであっても免疫を意識した取り組みが功を奏することがあります。

免疫力を左右する肉体の健康状態を保つ

健康状態が充実しているほど免疫の働きが良くなり、逆に体調が悪いほど免疫力の働きは鈍る傾向があります。

健康度を高めるためには栄養状態を良くしておくことが大切です。

 

栄養状態の良さというものは単に体重が増えれば良い、カロリーを取れば良いという考えとは別のところにあります。

より正確に把握するためには血液検査のデータを活用していくべきで、私が重要視している検査値はアルブミン(ALB)の値です。

基準値内だと安心せず、高めで安定するように食事をチューニングしてください。

免疫力に強い影響を与えるメンタルに注意を払う

免疫の働きと、精神神経系との働きの間には、とても強い関係性があります。

交感神経と副交感神経に分かれる自律神経のバランスは、免疫力を短期間のうちに大きく変動させる要因になりえます。

 

ストレスや不安といった負の感情は交感神経の持続的な昂ぶりを招き、免疫の働きに対しても負の影響を与えることになります。

パートナーの免疫を引き出そうというとき、我々飼い主の接し方ひとつにも注意を払うべきです。

良い免疫状態を誘導するために腸内環境を改善させる

私の知見から、腸内環境が悪いままで免疫だけを改善させようということは難しく、もっとはっきり言ってしまえば無理ではないかと考えています。

腸内環境を改善させるということは、すなわち腸内に住む悪玉菌の占有率を下げることに通じ、まずそのこと自体が免疫の余計な仕事を減らすことに繋がります。

また腸内での腐敗ガス産生量も減ってくるために、血液中に吸収されるアンモニアや硫化物の量を抑制することができ、それらによるダメージ修復にかかる余計なエネルギーを節約することができます。

とくに体力消耗時には、エネルギーを余計なことに使わせないようにする必要があります。

腸内環境の改善作用が強いものに発酵食品が挙げられます。

免疫ががんを叩きやすいように支援する

免疫は本来、がんを見つけ出して攻撃することが能力を持ちますが、それがうまく機能しないのは、がん細胞に免疫を撹乱させる仕組みや、見つけられにくくする仕組みがあるためです。

がんは炎症性疾患でもあります。

がん細胞の周囲を取り巻いている炎症が免疫の働きを阻害するひとつの要因になっていますが、それらを取り除くことができれば免疫にとって有利となり、良い展開に持ち込みやすくなります。

炎症を鎮めるとうたわれる薬もありますが、私は基本的には食材から摂取していくことを勧めています。

EPAやDHAといったオメガ3に含まれる油を意識して摂っておくべきなので、個別アドバイスではその油を豊富に含有する魚を、パートナーの好みなどをお聞きしながら紹介しています。

治療の提案はよく検討して決断する

全国の飼い主様の相談をお聞きしていると、同じがんでも病院によって実にさまざまな説明、治療提案があることがわかります。

なかにはほとんど無効と考えられる治療提案があります。

もしそのときにこのような説明があれば、決断を急がされても、よく検討してから決断してください。

・一か八かやってみましょう。

・新薬であまり実績はないですがやってみましょう。

・人には副作用が出ますが、犬や猫には副作用がありません。

前述しましたが、がん治療にはダメージという代償が伴いますので、メリットとデメリットのバランスをいつも考えなくてはなりません。

五分五分とイチかバチかでは、バランスが著しく異なることを、一度冷静になって考える必要があります。

 

 

これらは、パートナーがどのような状況であっても必ずお願いしたい取り組みであり、電話アドバイスでもこれらを基本にして個別のアドバイスに繋げています。

これらの組み合わせを私は「がんの五本槍治療」と呼ぶことにしており、少なくとも5つ(できればそれ以上)を組み合わせて、相乗的にメリットを高めるように強くお願いしています。

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